看護勉強ノート

新人看護師の勉強まとめ

前床突起部髄膜腫

●前床突起とは
蝶形骨小翼緑の内側端に位置し、視神経管の外側を形成している。
視神経や内頚動脈など重要な構造物を含んでおり、障害されると視野障書害などがでる

●蝶形骨とは
頭蓋底中央部、鼻腔の後上方にある骨。チョウが羽を広げたような形をしており、その奥に下垂体がある

●髄膜腫とは
脳を覆っている髄膜から発生する腫瘍。脳腫瘍のなかで最も頻度が高い。脳を外側から圧迫するように緩やかに発育する。髄膜腫の9 割が良性腫瘍で、全摘出ができれば治癒も期待できる。

●髄膜腫の症状
腫鳩が小さいと無症状のことが多い。脳局所症状がでてくる(麻痺、脳神経圧迫症状、けいれんなど)

●髄膜腫の治療
脳腫腫瘍摘出術。残存した場合、定位放射線照射を行い、 再発を防ぐ。
腫瘍血管塞栓術を行ってから手術を行うこともある。

●術後の看護のポイント
・バイタルサイン、神経学的兆候の観察
・手術創の状態、ドレーン
・術後合併症に留意。
後出血(24時間以内に多い)
脳浮腫(24~48 時間後)
けいれん、感染、髓液漏、消化管出血など