看護勉強ノート

新人看護師の勉強まとめブログ

ステロイドパルス療法の看護

ステロイドパルス療法について

●パルス療法とは
3日間点滴でメチルプレドニゾロン 500~1000mgを投与を1クールとして、 数週間毎に数クール繰り返す治療法のこと。1クールだけのこともある。
点滴後は内服に切り替え徐々にステロイドを減らしていく。 すぐに止めることもある。
→副腎不全や離脱症状のリスクがあるため徐々に減らす

●作用
抗炎症作用、免疫抑制作用

●副作用
当日~数日で出るもの→高血糖、 精神症状、不整脈、高血圧
数日してから出るもの→易感染、 骨粗しょう症、 消化器症状など


●めも
ステロイドを止めるとなぜ副幣不全になるか?
長時間ステロイドを外部から補給していると副腎皮質が委縮してステロイドを作る力が弱くなる。
→この状態でステロイドを急にやめると体内のステロイドの量が急激に減少し、不足したステロイドを副腎皮質から補うことができず副腎不全となる。
副腎不全の症状→全身倦怠感、食欲不振、嘔吐、下痢等

癌性髄膜炎

●癌性髄膜炎とは
癌細胞が髄膜に転移した状態
癌細胞が脳脊髄のクモ膜下腔に広がって増殖するので水頭症を併発することもある

●症状
頭痛、嘔気などの髄膜刺激症状
水頭症の症状→歩行障害、認知症、尿失禁、脳ヘルニアや頭蓋内圧亢進の原因となることもあるため、意識レベルもみていく

●検査
MRIや髄液細胞抱診

●治療
放射線治療、化学療法、疼痛コントロール

フィッシャー症候群

●フィッシャー症候群とは
ギランバレー症候群の亜型と考えられている
症状は外眼筋麻庫、運動失調、 腱反射消失を三徴とする
顔面神経麻連、嚥下障害がでることもある。
外眼筋麻車→複視、 眼球が動かしにくい
運動失調→ふらついたりする

●検査
血液検査、髄液検査、末梢神経伝導検査

●治療
多くは何も治療しなくても1年以内に改善する
症状が強い場合、免疫グロブリン療法や血液浄化療法を行う

メソトレキサート投与時の看護

出てくる主な薬剤

メソトレキサート、ダイアモックス、メイロン、ロイコボリン

●メソトレキサートとは
略号 MTX、葉酸代謝措抗剤。
作用·効果:葉酸の働きを阻止したり正常細胞や感受性の高い癌細胞に取り込まれることで細胞増殖抑制、殺細胞効果を示す。 白血病、 繊毛癌等に使用する。
副作用:発疹、蕁麻疹、掻痒etc

ダイアモックスとは
作用·効果:炭酸脱水酵素を阻害し血中の酸素量を増やしアシドーシスを改善する。眼圧低下、 てんかん抑制、利尿、メニエール症候群の改善などに使用。
副作用:めまい、ふらつき等

●ロイコボリンとは
作用·効果:細胞の葉酸プールに取り込まれ、 活性型葉酸となり、 細胞の核酸合成を再開させ葉酸代謝持抗剤であるメソトレキサートの毒性を軽減する
副作用:発疹、発熟など

●メイロンとは
炭酸水素ナトリウム
作用·効果:血液のpHを上昇させる働き。薬物中毒の際の排池促進、アシドーシス、内耳障害、に伴う嘔気、めまいに使用。
副作用:血液凝固時間延長、徐脈、しびれ等

メソトレキサート大量療法のポイント

重篤な副作用(腎機能障害、肝機能障害等)、腫傷崩壊症候群予防のため十分な排尿が必要
・補液により尿量を増加させメソトレキサートの解毒剤を投与し、尿のPHを 7.0以上に保つ。
そうすることで、メソトレキサートやその代謝産物を速やかに尿として排池し副作用を予防する。

具体的に、どんな指示が出るの?

●メソトレキサーと投与前日からロイコボリン終了まで
メイロン入りの補液を大量投与
→メソトレキサートの速やかな排池のため。
メイロンを入れるのは、尿のPHを 7.0以上にするため。
尿の PHを7.0以上にするのは、メソトレキサートやその代謝産物の溶解度は尿PHに依存するため

●メソトレキサート投与後
・一定時間おいたあと解毒剤ロイコボリン静注を数時間おきに施行。
メソトレキサートの血中濃度を24時間後、 48時間後、72時間後にチェックする
6時間ごとに尿量チェック、 pH チェックを行う。
6時間で排尿 600ml以下ならダイアモックス追加投与
pH7.0 以下ならメイロン追加投与

その他メモ

・利尿剤としてラシックスは使わない。ラシックスは尿を酸性化する薬剤のため、 ダイアモックスを使用する
・メソトレキサートの暴露対策もする