看護勉強ノート

新人看護師の勉強まとめ

脳神経外科

toddの麻痺(トッド麻痺)とは

todd麻痺とは 痙攣後に一過性に生じる運動麻痺のこと。数時間~数日間で元の状態に戻る。 脳梗塞や脳出血による麻痺と間違えないよう注意が必要。 脳波、MRI,CT等で鑑別を行っていく。 機序 てんかん発作は脳のある部分から異常放電を引き起こすことにより、…

デジュリン・ルーシー症候群とは?

デジュリン・ルーシー症候群(Dejerine-Roussy症候群) 別名、視床症候群という。視床の血流が障害されることにより視床痛、軽度の運動麻痺、不随意運動、運動失調、深部感覚障害などの症状を呈するもの。 他、脳卒中関連の症候群として有名なものにワレンベ…

球麻痺と偽性球麻痺とは

脳卒中により起こる嚥下障害について 球麻痺 延髄の運動核の障害による麻痺のこと。球は延髄の慣用語である。 舌、咽頭、口蓋、喉頭などの筋の運動を支配する脳神経核がある(左右)。 そのため、延髄の障害によりしばしば咀嚼、嚥下、さらに構音の障害をき…

前床突起部髄膜腫

●前床突起とは 蝶形骨小翼緑の内側端に位置し、視神経管の外側を形成している。 視神経や内頚動脈など重要な構造物を含んでおり、障害されると視野障書害などがでる●蝶形骨とは 頭蓋底中央部、鼻腔の後上方にある骨。チョウが羽を広げたような形をしており、…

ハンドドロップテスト

ハンドドロップテストとは意識障害やけいれんが嘘か本当か 見極めるのに使用されるテスト 臥位で手を顔の上に落として反応を見る手そのまま落ちて顔に当たる→本物の意識障害。 手が顔を避けて落ちる→偽物(心因性)の意識障害。

癌性髄膜炎

●癌性髄膜炎とは 癌細胞が髄膜に転移した状態 癌細胞が脳脊髄のクモ膜下腔に広がって増殖するので水頭症を併発することもある●症状 頭痛、嘔気などの髄膜刺激症状 水頭症の症状→歩行障害、認知症、尿失禁、脳ヘルニアや頭蓋内圧亢進の原因となることもあるた…